2019/07/20 01:47

Mazda3から設計変更になったアクセルペダル用の嵩上げスペーサーの商品企画検討の為に、Mazda3を... じゃなかった、純正オプションのスポーツペダルキットを入手してみました。
アクセルペダル単体では無く、フットレスト/ブレーキペダル/アクセルペダルのセット(AT)での販売で、税込み¥43,200もします(涙

そのアクセルペダルがこちら、
なんだか、まるでドイツ車みたいな佇まいですね。
従来の純正オプションアルミペダルは3mm厚のアルミ平板をネジで留める構造でしたが、アルミペダルカバー+樹脂プレートという構造に変わっています。固定方法もネジ止めからファスナー+両面テープに。
これ、恐らく一度装着したら破壊せずに外すのは極めて困難ですね。
スポーツペダル装着後に嵩上げ部品を取り付けられるようにするには... できるだけ難易度の高い加工無しで装着できるようにしたいのですが、なかなか悩ましい所です。

ところで、この新設計のMazda3のアクセルペダルはペダルの根本の部分に一番の特徴があります。
手前側にくの字に折れ曲がっています。
これは、ペダルの支点を踵の支点に寄せることで、踏み込んだ時のペダルの軌跡と足の軌跡を近付ける為のデザインらしいです。
しかし、単にくの字に折り曲げて下端が手前に突き出た状態ですとそこが靴の踵と干渉しますから、その分踵が手前にずれて元の木阿弥になってしまうのですが、そこは形状を工夫することで折り合いを付けているようです。

どういうことかといいますと...
手前にくの字に折れた左下の部分、斜めに逃げを作ることで踵が当たらないようになってます。これで靴裏全体がアクセルペダルにべったりと付きます。
と、設計者の拘りの詰まった意匠なのだろうと思うんですが...

ところが、スポーツペダルセットのアクセルペダルカバーのそこの部分の形状が...
その辺を完全に無視したデザインですね。
踵を置く位置がアクセルペダルの根本に近いドライバーは、踵が当たって元の木阿弥になるかもしれません。
アクセサリーの設計は、当然別部門(もしかしたら別会社かも)で、あまりその辺まで突き詰めはしないんでしょうね。

尤も、ウチが企画している嵩上げスペーサーは、それどころじゃないぐらいペダル支点と踵の支点がとんでもなく遠くなるのですけれど(笑)